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4.7 typeof による型の参照

式の型を参照するには、typeof を使う方法もある。 このキーワードの構文は、sizeof に良く似ているが、意味的には typedef で定義される型名に似ている。

typeof の引数には、二通りの書き方がある。 式を与える方法と型を与える方法である。 以下に式を指定する例を示す。

 
typeof (x[0](1))

ここでは、x が関数の配列であることを仮定している。 この構文で記述される型は、関数の戻り値の型になる。

次に、引数に型名を指定した例を示す。

 
typeof (int *)

これで記述される型は、int へのポインタという型になる。

ANSI C プログラムからインクルードされたときに正しく動作しなければならない ヘッダファイルを書く場合は、typeof の代わりに __typeof__ を 使うこと。 See section もう一組のキーワード.

typeof構文は、typedef 名が書けるところならどこにでも置ける。 例えば、宣言や、キャストや、sizeoftypeof の中で 使うことができる。


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