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-mthumb-interwork
THUMB と ARM の命令セット間での呼びだしをサポートするコードを生成する。 このオプションを指定しないと、二つの命令セットを一つのプログラムの 中で使用するのは信頼性に欠けることになる。デフォルトは、、 ‘-mno-thumb-interwork’ である。このオプションを 指定するとわずかにコードが小さくなるためである。
-mtpcs-frame
全ての末端でない関数に対し、Thumb Procedure Call Standard に準拠する スタックフレームを生成する。(末端関数とは、他の関数を全くよばない 関数である。) デフォルトは ‘-mno-tpcs-frame’ である。
-mtpcs-leaf-frame
全ての末端関数に対し、Thumb Procedure Call Standard に準拠する スタックフレームを生成する。(末端関数とは、他の関数を全くよばない 関数である。) デフォルトは ‘-mno-tpcs-leaf-frame’ である。
-mlittle-endian
リトル・エンディアンモードで動作するプロセッサ向けのコードを 生成する。これは、全ての標準のコンフィギュレーションのデフォルトである。
-mbig-endian
ビッグ・エンディアンモードで動作するプロセッサ向けのコードを 生成する。
-mstructure-size-boundary=<n>
全ての構造体と共用体の大きさを、このオプションで指定するビット数の 倍数に切り上げる。指定可能な値は 8 と 32 である。デフォルト値は、 ツール・チェーンが異なると変わってくる。COFF 向けのツールチェーンに 対してはデフォルト値は 8 である。 大きい数を指定すればそれだけ高速で効率の良いコードが得られるが、 プログラムのサイズも大きくなる。指定できる二つの値は、潜在的には 互換性がない。一方の値でコンパイルしたコードは、もう一方の値で コンパイルしたコードやライブラリと合わせたとき、それが構造体や 共用体を使った情報を交換している場合には、動作するとは 必ずしも期待できない。プログラマの皆さんには 32 という値を 使うことをお勧めする。ツールチェーンの将来のバージョンでは、 デフォルトがこの値になる可能性があるからである。
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