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以下に SDB と DWARF の出力向けのマクロを示す。
SDB_DEBUGGING_INFOGNU CC に‘-g’ オプションを指定した場合に、SDB 向けに COFF 形式の デバッグ情報を出力すべきであるなら、このマクロを定義する。
DWARF_DEBUGGING_INFOGNU CC に ‘-g’ オプションを指定した場合に、dwarf 形式のデバッグ情報を 出力すべきなら、このマクロを定義する。
DWARF2_DEBUGGING_INFOGNU CC に ‘-g’ オプションを指定した場合に、dwarf バージョン2形式の デバッグ情報を出力すべきなら、このマクロを定義する。
オプションの呼び出しフレームデバッグ情報をサポートするには、
INCOMIMG_RETURN_ADDR_RTX も定義しなければならず、かつ、
RTL をプロローグにたいして使うのならプロローグ isnsn に
RTX_FRAME_RELATED_P を設定するか、プロローグに対して使うのでなければ、
FUNCTION_PROLOGUE から dwarf2out_def_cfa と
dwarf2out_reg_save を適切に呼び出すかの、どちらかをしなければ
ならない。
DWARF2_FRAME_INFOGNU CC が常に Dwarf 2 のフレーム情報を出力すべきであるなら、
このマクロをゼロでない値に定義する。
DWARF2_UNWIND_INFO (see section 例外領域用のアセンブラコマンド) がゼロで
なければ、GNU CC はこの情報を、DWARF2_FRAME_INFO をどう
定義するかに関わらずに、出力する。
LINKER_DOES_NOT_WORK_WITH_DWARF2リンカが Dwarf バージョン 2 を正しく扱えない場合はこのマクロを
定義する。
通常、ユーザが ‘-ggdb’ だけを指定した場合には、GNU CC は、
利用可能なら Dwarf バージョン 2 を使う。
詳細については、マクロ PREFERRED_DEBUGGING_TYPE の説明を
参照のこと。
PUT_SDB_…これらのマクロは、特別な SDB 向けアセンブラ制御子の アセンブラ文法を上書きするのに使う。 マクロとその引数の一覧については、‘sdbout.c’ を参照のこと。 標準の文法を使うなら、自分で定義する必要はない。
SDB_DELIMアセンブラの中にはセミコロンを区切り記号として認識しないものがある。
中には SDB 向け疑似命令同士の区切りとしても使えないものがある。
そういう場合は、使える区切り記号(普通は ‘\n’)をこのマクロに
定義する。必要な変更点がこれだけなら、PUT_SDB_op という
マクロ群を新たに定義する必要はない。
SDB_GENERATE_FAKE無名の構造体や共用体の型名向けのダミー名を構成する方法を、 通常のものと違うものを使いたいときはこのマクロで定義する。 詳細は、‘sdbout.c’ を参照のこと。
SDB_ALLOW_UNKNOWN_REFERENCES未定義の構造体、共用体、列挙型のタグに対する参照を生成することを 許すなら、このマクロを定義する。標準の COFF は、未定義タグへの参照を 扱うことを許していないが、MIPS ECOFF はサポートしている。
SDB_ALLOW_FORWARD_REFERENCESまだ処理していない構造体、共用体、列挙型のタグへの参照を許すなら、 このマクロを定義する。
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