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オブジェクトファイルと実行形式ファイル、ソースのあるディレクトリとは 別のディレクトリに作りたい場合は、以下の部分で手順が異なる。
VPATH
の機能をサポートしている Make が必要である。
(GNU Make はサポートしている。大抵の BSD システムの Make もサポートしている。)
make distclean |
mkdir gcc-sun3 cd gcc-sun3 |
シンボリックリンクのないシステムでは、このディレクトリは ソースコードのあるディレクトリと同じファイルシステムになければならない。
../gcc/configure … |
これでも configure
にコンパイラのソースがどこにあるのかを
教えたことになる。configure
は、自分が起動されたときのファイル名から
ディレクトリを取り出すからである。
この指定を確実にしたければ、‘--srcdir’ オプションを使って
ソースディレクトリを指定することもできる。例えば、以下のようにすれば良い。
../gcc/configure --srcdir=../gcc other options |
‘--srcdir’ で指定したディレクトリが、configure
の存在する
ディレクトリと同じである必要はない。
これで、make
を実行することができる。
普通のソースファイルに変更があっても、上記のコンフィギュレーションの手順を
繰り返す必要はない。しかし、コンフィギュレーションファイルを変更した
場合は、シンボリックリンクがないシステムでは、configure
を
再実行する必要がある。
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using texi2html 1.78.