[ < ] | [ > ] | [ << ] | [ Up ] | [ >> ] | [Top] | [Contents] | [Index] | [ ? ] |
様々な理由により、特定の機種でクロスコンパイルを行なうと 問題に出くわす可能性がある。
GCC は、これらの整数定数を書き出すのに、浮動小数点数値を 整数としてみなし、その整数を表示する。というのは、最も簡単で、 浮動小数点表現の詳細に立ち入らなくて済むからである。 しかし、これは GCC が、互換性のない浮動小数点形式を持つ異なる機種や、 あるいは単にバイト順が異なる機種で実行したときにうまっくいかないだろう。
さらに、浮動小数点数値の定数畳み込みを正しく行なうには、 ターゲット機種の形式で浮動小数点を表現する必要がある。 (C の規格ではこのことは要求していないが、実際に正しく動作させる ためにはこれが唯一の方法である。)
現在では、REAL_VALUE_TYPE
等のマクロを定義することで
この問題を克服できるようになっている。ただし、そのためには
ターゲット機種毎にかなりの作業量が必要になる。
See section クロスコンパイルと浮動小数点.
This document was generated
using texi2html 1.78.