[ < ] [ > ]   [ << ] [ Up ] [ >> ]         [Top] [Contents] [Index] [ ? ]

2.14.4 Convex オプション

Convex 向けには以下の ‘-m’ オプションが定義されている。

-mc1

C1 用の出力を生成する。これで生成したコードは Convex のどの機種でも 動作する。プリプロセッサ用シンボル __convex__c1__ が 定義される。

-mc2

C2 用の出力を生成する。C1 には存在しない命令を使う。 スケジューリング、それにその他の最適化は、 C2 で最大の性能を発揮するように選ばれる。 プリプロセッサ用シンボル __convex__c2__ が 定義される。

-mc32

C32xx 用の出力を生成する。C1 には存在しない命令を使う。 スケジューリング、それにその他の最適化は、 C32 で最大の性能を発揮するように選ばれる。 プリプロセッサ用シンボル __convex__c32__ が 定義される。

-mc34

C34xx 用の出力を生成する。C1 には存在しない命令を使う。 スケジューリング、それにその他の最適化は、 C34 で最大の性能を発揮するように選ばれる。 プリプロセッサ用シンボル __convex__c34__ が 定義される。

-mc38

C38xx 用の出力を生成する。C1 には存在しない命令を使う。 スケジューリング、それにその他の最適化は、 C38 で最大の性能を発揮するように選ばれる。 プリプロセッサ用シンボル __convex__c38__ が 定義される。

-margcount

各引数リストの前に、引数の個数の入ったワードを置くようにコードを 生成する。こうすると普通の CC と互換性があり、引数個数のワードを 必要とするプログラムが幾つかある。 GDB やそのたのソースコードレベルのデバッガは引数個数のワードを 必要としない。引数の個数情報は、シンボルテーブルに入っているからである。

-mnoargcount

引数個数のワードを省略する。これがデフォルトである。

-mvolatile-cache

揮発性の参照をキャッシュする。これがデフォルトである。

-mvolatile-nocache

揮発性参照について、データキャッシュを迂回させ、全てメモリを見に行かせる。 これは、標準の同期命令を使わない、マルチプロセッサコードの場合にのみ 必要になる。揮発性の位置に対する非揮発性の参照を作るのは、 動作する必要はない。

-mlong32

long 型を int 型と同じ 32 ビットにする。これがデフォルトである。

-mlong64

long 型を long long 型と同じ 64 ビットにする。このオプションは、 サポートするライブラリが存在しないので、使えない


This document was generated using texi2html 1.78.