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GCC_INCLUDE_DIR
は、ネイティブとクロスで同じものを意味する。
GNU CC が私的なインクルードファイルを格納する場所であり、
また GNU CC が修正版インクルードファイルを格納する場所でもある。
クロスコンパイルされた GNU CC は、‘$(tooldir)/include’ に
あるヘッダファイルに対して fixincludes
を実行する。
(クロスコンパイル用ヘッダファイルを修正する必要があるなら、
それを GNU CC を構築する前にインストールしておかなくてはならない。
クロスコンパイル用ヘッダファイルが既に ANSI C と GNU CC に適切なもの
になっているのであれば、何も特別な処理は必要ない。)
GPLUSPLUS_INCLUDE_DIR
は、ネイティブとクロスで同じものを意味する。
g++
が最初にヘッダファイルを探す場所である。
C++ ライブラリは、このディレクトリにはターゲット独立のヘッダファイルしか
インストールしない。
LOCAL_INCLUDE_DIR
は、ネイティブコンパイラだけが使う。
通常は、‘/usr/local/include’ になる。
GNU CC はこのディレクトリを検索するので、ユーザはヘッダファイルを
‘/usr/local/include’ にインストールして置くことができる。
CROSS_INCLUDE_DIR
は、クロスコンパイラだけが使う。
GNU CC はここには何もインストールしない。
TOOL_INCLUDE_DIR
は、ネイティブとクロスコンパイラの両方で
使われる。
GNU CC が使うであろう他のパッケージのヘッダファイルをインストールする場所
である。クロスコンパイラの場合は、これは ‘/usr/include’ に等価である。
クロスコンパイラを構築するときに、fixincludes
は、
このディレクトリに置かれているヘッダファイルを全て処理する。
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using texi2html 1.78.