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以下は、DBX 形式の出力を行なう場合に固有のオプションである。
DBX_DEBUGGING_INFO
‘-g’ オプションを指定した場合に、DBX 向けのデバッグ出力を 生成する必要があるなら、このマクロを定義する。
XCOFF_DEBUGGING_INFO
‘-g’ オプションを指定した場合に、XCOFF 形式のデバッグ出力を 生成する必要があるなら、このマクロを定義する。 これは、DBX 形式の一変種である。
DEFAULT_GDB_EXTENSIONS
デフォルトで DBX デバッグ情報の GDB 拡張版を生成すべきかどうかを 制御するマクロである。 定義しない場合は、デフォルトで 1 になる。 これは、どんな場合でも常に拡張版の情報を生成する。
DEBUG_SYMS_TEXT
.stabs
コマンドは全てテキストセクションに出力すべきなら、
このマクロを定義する。
ASM_STABS_OP
.stabs
の代わりに通常のデバッグシンボルを定義する、
アセンブラ疑似命令を指定する C の文字列定数である。
このマクロを定義しなければ、.stabs
が代わりに使われる。
このマクロは、DBX 形式のデバッグ情報にのみ適用される。
ASM_STABD_OP
.stabd
の代わりに、その値が現在位置であるデバッグシンボルを定義する
アセンブラ疑似命令を指定する C の文字列定数である。
このマクロを定義しなければ、.stabd
が代わりに使われる。
このマクロは、DBX 形式のデバッグ情報にのみ適用される。
ASM_STABN_OP
.stabn
の代わりに、名前を持たないデバッグシンボルを定義する
アセンブラ疑似命令を指定する C の文字列定数である。
このマクロを定義しなければ、.stabn
が代わりに使われる。
このマクロは、DBX 形式のデバッグ情報にのみ適用される。
DBX_NO_XREFS
DBX が ‘xstagname’ という構文をサポートしていないシステムでは、 このマクロを定義する。 あるシステムでは、この構文を使って、tagname という名前の 構造体の前方参照を記述する。 他のシステムでは、この構文は全くサポートされていない。
DBX_CONTIN_LENGTH
DBX 形式のデバッグ情報のシンボル名は、その長さがある一定の長さ
(デフォルトでは 80 文字)を越えると、通常、二つの .stabs
制御子
に分割され、継続して置かれる。
DBX がこの分割を必要とするオペレーティングシステムもあれば、
分割を行なってはならないものもある。
分割を禁止するには、このマクロの値をゼロとして定義すれば良い。
デフォルトの分割の長さは、このマクロを望みの長さを表す式として
定義することで変更できる。
DBX_CONTIN_CHAR
普通継続を表すには、継続行が続く場合には .stabs
文字列の
最後に文字 ‘\’ を追加する。
この代わりに別の文字を使うには、このマクロを使用したい文字の
文字定数として定義する。
自分のシステムではバックスラッシュが正しいのなら、このマクロは
定義しないこと。
DBX_STATIC_STAB_DATA_SECTION
非グローバル静的変数用の ‘.stabs’ 疑似命令を出力する前に、 データセクションへの切替えを必要とする場合はこのマクロを定義する。
DBX_TYPE_DECL_STABS_CODE
typedef 向けの .stabs
疑似命令の “code” フィールドに使う
値。デフォルトは N_LSYM
である。
DBX_STATIC_CONST_VAR_CODE
テキストセクション中の静的変数向けの .stabs
疑似命令の
“code” フィールドに使う値。DBX 形式は、このための「正しい」方法というのを
提供していない。デフォルトは N_FUN
である。
DBX_REGPARM_STABS_CODE
レジスタ渡しされる仮引数向けの .stabs
疑似命令の
“code” フィールドに使う値。DBX 形式は、このための「正しい」方法というのを
提供していない。デフォルトは N_RSYM
である。
DBX_REGPARM_STABS_LETTER
DBX のシンボルデータで、シンボルをレジスタ渡しされるパラメータとして特定する
のに使われる文字。
DBX の形式には、レジスタ渡しされるパラメータを表す、広く使われている
方法がない。デフォルトは 'P'
である。
DBX_MEMPARM_STABS_LETTER
DBX のシンボルデータで、シンボルをスタックパラメータとして特定する
のに使われる文字。デフォルトは 'p'
である。
DBX_FUNCTION_FIRST
ある関数とその引数についての DBX の情報を、その関数のアセンブラコードの 前に置くべき場合は、このマクロを定義する。 DBX 形式では、普通、デバッグ情報は完全にアセンブラコードの後ろに 置かれる。
DBX_LBRAC_FIRST
あるブロックについての N_LBRAC
シンボルを、
そのブロックで定義されている変数と関数に関するデバッグ情報の前に
置くべきである場合は、このマクロを定義する。
DBX 形式では、普通、N_LBRAC
シンボルが最初に来る。
DBX_BLOCKS_FUNCTION_RELATIVE
ブロックのスコープを記述するシンボル(N_LBRAC
または N_RBRAC
)
の値が、そのブロックを含む関数の開始位置からの相対的な値とすべき場合は、
このマクロを定義する。
GNU C は普通は絶対アドレスを使う。
DBX_USE_BINCL
Sun システムの場合のように、インクルードされたヘッダファイルに対しては
N_BINCL
と N_EINCL
のスタブ(stabs)を生成すべき場合には、
このマクロを定義する。
また、このマクロを定義すると、GNU C は、型番号を、ファイル番号と
ファイル内での型番号の対として出力する。
GNU C は普通は、N_BINCL
や N_EINCL
スタブは生成せず、
型番号として一個の番号を出力する。
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