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17.16.10 アラインメント用アセンブラコマンド

この節ではアラインメントに関するコマンドを説明する。

LABEL_ALIGN_AFTER_BARRIER (label)

label の前に置くアラインメント(2を底とする対数)。BARRIER に 続くものである。

このマクロは、その様な場合になんら特別な整列をしないのであれば、 定義する必要はない。 現在、ほとんどのマシン記述でこのマクロを定義していない。

LOOP_ALIGN (label)

label の前に置くアラインメント(2を底とする対数)。 NOTE_INSN_LOOP_REG に続くものである。

このマクロは、その様な場合になんら特別な整列をしないのであれば、 定義する必要はない。 現在、ほとんどのマシン記述でこのマクロを定義していない。

LABEL_ALIGN (label)

label の前に置くアラインメント(2を底とする対数)。 LABEL_ALIGN_AFTER_BARRIER / LOOP_ALIGN が異なる アラインメントを指定している場合、指定された複数の値のうち最大のものが 使われる。

ASM_OUTPUT_SKIP (stream, nbytes)

C の文で、標準入出力ストリーム stream に、 位置カウンタを nbytes バイト進めるアセンブラ命令を出力する。 飛ばされたバイトはロード時にゼロとならなければならない。 nbytes は、int 型の式である。

ASM_NO_SKIP_IN_TEXT

このマクロは、ASM_OUTPUT_SKIP は、飛ばしたバイト群にゼロを埋めるの 失敗するので、テキストセクションでは使うべきでないなら、定義する。 これは多くの Unix システムでは真になる。そういうシステムでは、バイト群を飛ばす 疑似命令をテキストセクションで使うと、ゼロではなく NOP 命令を生成する のである。

ASM_OUTPUT_ALIGN (stream, power)

一個の C の文。標準入出力ストリーム stream に、位置カウンタを 2 の power 乗バイトの倍数進めるアセンブラ命令を出力する。 power は、int 型の C の式である。

ASM_OUTPUT_MAX_SKIP_ALIGN (stream, power, max_skip)

一個の C の文。標準入出力ストリーム stream に、位置カウンタを 2 の power 乗バイトの倍数進めるアセンブラ命令を出力する。 ただし、要求したアラインメントを満たすのに必要なバイト数が max_skip 以下の場合に限られる。 powermax_skip は、int 型の C の式である。


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